こんにちは、吉津です。
number0 の自主企画イベントである multiplication。その第一回を終えひと月余り(!)が経ちました。
まずは d.v.d の皆さん、そして関わってくれたスタッフの皆さん、それから何よりご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
ライブはいつも僕らを成長させてくれる場でありますが、今回自主企画ということでまたいつも以上に得るものが大きかったです。
先日、You and Me Stream (number0 Tシャツの産み親でもある池ケ谷くんと吉津による Ustream 番組) では少し話しましたが、
改めてこちらでも振り返ってみたいと思います。
6月の PARALLEL/SERIAL リリース記念ワンマンライブで今出来る全てをさらけ出した number0。
大きな収穫を得ることが出来た反面、次に何をやっていけば良いのかという迷いもありました。
そんな中、ラリーレーベル近越さんの助言もあり、multiplication の構想が生まれました。
自分たちが尊敬するバンドを呼んでツーマンライブを行い、その相乗効果でここから一歩も二歩も飛躍したい、そんな思いでした。
multiplication はかけ算という意味で、「number0 と何かを組合わせたらどんな相乗効果になるのかな」という僕たちからの問いかけです。
かけ算の結果である積を英語で product というのも、このタイトルを付ける上で魅力的でした。
この自主企画が結果として一つの作品になれば、そんな思いも込められるからです。
また、落ちみたいなものとして「0 と何を掛けても結果は 0 になる」というものがあります。
挑戦的な意味であり、僕らからしたら目上の、心から尊敬する方々と共演しておいて、これは一歩間違えればとても失礼なメッセージではありますが、
自主企画というものに対する僕らなりの責任の取り方、その表れであり、ちょっとしたユーモアでもあります。
砕いた言い方をすれば「凄い人たちだけど、負けないぞ!」という意気込みでしょうか。
6月の PARALLEL/SERIAL リリース記念ワンマンライブに引き続き、会場は O-nest。
2010年の chroma リリースツアーファイナルなどなどこれまで何度もお世話になっており、おなじみ number0 のホームです。
映像演出は6月以降、おなじみになった原島大輔くんにお願いしました。
PARALLEL/SERIAL ツアーでの原島くんの演出はとても素晴らしく、トライアンドエラーを繰り返しながらどんどんパワーアップしていった
現在の形は僕らにとって欠かせない存在になりました。
そしてサポートメンバーとして今回も milk こと梅林太郎くんに参加していただきました。
milk のアルバムを聴いてもらえれば、彼がどんなに素晴らしい才能を持っているかすぐにわかってもらえると思います。
梅林くんの演奏が加わることで、一歩も二歩も楽曲に深みが増します。
彼ともツアーを共にして、より意思疎通を深めることが出来ました。欠かすことの出来ない大切なメンバーです。
そんな中、第一回のゲストとして d.v.d さんをお迎えすることが出来ました。
僕もお客さんに混ざり最前列で見ておりましたが、本当に素晴らしい演奏でした。
久しぶりのライブだったとのことで、たくさん新曲を披露してくれましたが、初めて聴く曲なのにライブを見て楽しめてしまうことの凄さ、
d.v.d というフォーマットの素晴らしさを体感しました。ドラム二台と映像という絵の力が成せる技でしょうか。
全く知らない人が見ても楽しめるというのは本当に凄いことです。
エンターテイメントだと思いました。
今回、裏テーマとして「映像」というものがありました。
number0 も d.v.d も映像演出がライブにおける重要な要素となっているバンドです。
しかし蓋を開けてみると同じ映像演出でありながらもこうも違うかといった結果でした。
number0 でも度々議論になりますが、単に「映像を使う」というところからどれだけ抜け出せるかという問いに
しっかり向き合っているからこそ、違った形としてアウトプットされるのだと思いました。
またどこかでご一緒出来るのを楽しみにしております。
最後になりましたが、yoshinaGa 氏に撮っていただいた写真をアップします。
何となく雰囲気が伝わると良いな。
そして、現在 multiplication vol.2 の予約が開始しております。
第二回のお相手は SOUR さんです!!!!
第二回についても、また追ってブログでご紹介していければと思います。
ご予約はコチラ >>> http://number0.jp/#upcoming