小林です。
ototoyのインタビューでも話した通り、ニューアルバム「PARALLEL/SERIAL」ではバンドらしい表現を試みています。
これまでパソコンで作ったトラックに生楽器を乗せていくよいう作り方が多かったので、「ドラムやベースを先に固める」という作り方を重視したのは、number0にとって大きな変化です。
そんな中で導入してたくさん活躍してくれた機材eowave Persephone markIIを紹介します。
どんな楽器かは上のリンク先の動画を見てもらうと分かりやすいと思います。
アナログシンセサイザーなんですが、演奏方法が特殊で、リボンコントローラーを使って音の高さをコントロールします。そのおかげで連続的に変化するフレーズが演奏できたりします。
個性が強過ぎるので、最初に触ったときには、面白い音を作る程度にしか使えないんじゃないかと思っていましたが、いろいろといじりながら演奏方法を工夫して練習もするうちに、「使える音」が出せるようになりました。
アルバムの中では2曲目のLADYBIRDの最後の部分で分かりやすく使われています(リンク先の動画は前半だけなので最後の部分は聞けませんが)。
他にも、1曲目RETURNINGのイントロとアウトロや3曲目PILUMのアウトロ、7曲目のIRENEのサビや後半、といった具合に随所に使っています。
ライブでも積極的に使う予定です。
いつも「普通の演奏」をしないので何をやっているか分かりづらいと言われがちな僕ですが、こんな楽器を使っていることを知っておいてもらえれば、より一層楽しんでもらえるんじゃないかと思います。